「孫子兵法」資料:漢文を参照する
◆基本かつ標準的なテキスト
底本は「宋本十一家註孫子」です。武経七書や魏武註孫子、「古文孫子」に銀雀山漢墓まで参考にして対訳されています。漢文精査の文献として、「群書治要」「通典」「北堂書鈔」「太平御覧」「武経総要」 「淮南子」をあげられています。注釈がおススメです。視力に優しいワイド版を愛用しています。
◆銀雀山漢墓出土竹簡のテキスト
底本を竹簡としています。古書を除いて、唯一現役な印象です。電子版もございます。
とくに「解説」がお気に入りにて、おススメです。
竹簡本に欠けている部分は「宋本十一家注本」にて補われています。
◆武経七書のテキスト
意外にも、漢文つきです。「明本武経七書直解」を定本として、改正が入っています。
◆独自研究
「古文孫子」、通称「桜田本」が資料として全文含まれています。
◆現代的な書籍
定本も低本も明記されていません。「通説」と記されています。漢文付き、かつ読みやすいです。
◆竹簡版以前の世界
1972年初版の現役本です。同年に竹簡版の出土です。竹簡版孫子以前の集大成な感覚です。
◆独自研究
ここにしか記されていない解釈が豊富な印象です。軍事特化なイメージです。
特に、第3部資料が秀逸です。宋本十一家註孫子と竹簡孫子の比較が掲載されています。
「孫子兵法」銀雀山漢墓出土の資料
◆銀雀山漢墓竹簡(1) 孫子兵法・孫臏兵法
銀雀山漢墓竹簡整理小組編,龍渓書舎
※「日本の古本屋」サイトで検索すると、流通していることが判ります。
「孫子兵法」資料:注釈
◆魏武帝註孫子
◆曹操注釈
◆荻生徂徠
現代語で読める貴重な資料です。竹簡版の出土にて、適合しない注釈を含めて楽しめます。
◆吉田松陰
「孫子兵法」資料:論文
以下は「立命館大学・中国藝文研究会」に問い合わせて、購入できます。
◆「孫子」虚実篇考 「虚実」の解釈とその編纂過程
「学林」, 中国芸文研究会, 36・37合併号,58-97,2003年3月
◆「孫子」兵勢篇と「奇正」
「学林」, 中国芸文研究会, 35, 1-29, 2002年5月
◆「孫子」の構造と錯簡, 附表(別冊)
「学林」, 中国芸文研究会, 33, 27-58, 2001年3月
「孫子兵法」資料:ビジネス書
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豊富な図解を楽しく拝読させて頂きました。
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「兵は詭道なり」の本当の意味29頁に惹かれて読みました。「騙されない為のポイント」とあります。私説では、廟算への考慮事項です。
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