易経の活用、六爻の出し方いろいろ

 本来は、筮竹という竹の棒を使います。個人的にて使いません。だから専門家にお任せします。より簡単な方法。および道具を使わない方法。行動計画とセットにする方法を記します。

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※易経に関する参考文献は参照資料ページに一覧しています。

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易経の活用、六爻の出し方:サイコロ

 もっとも簡単な出し方です。3つのサイコロを同時に振って、結果を得ます。

 検索キーワード「周易八面体サイコロ」で色々と表示されます。お値段も多様です。個人的にて購入したのは次です。いまは、同じような商品が多様な価格で出品されています。各位のご判断です。

 勉強会向けに大きなサイコロが欲しくて自作した際の展開図です。別途、木片などに貼ります。

易経の活用、本卦の出し方:サイコロ:展開図

※PDF版は、ダウンロード資料に置いています。

易経の活用、六爻の出し方:コイン

 コインを使う方法です。六枚使う場合がシンプルです。変爻を出すには、1枚だけ異なるコインを混ぜます。例えば、十円玉×5枚と百円玉×1枚です。裏と表を決めます。硬貨の製造元定義に裏表はありません。ご自身で決めます。よくある勘違いにて、図案が表だと主張されている印象です。鈴の手印で振って6枚を重ねます。これは対面でしか説明できません。

 ここに記したいのは、3枚コインを6回振る方法です。ミスリードが拡がっています。例えば、表を陽として、裏を陰とします。3枚とも表が出たら、陽・陽・陽にて、陽極まって陰です。これを陽と解説している情報にご注意です。

 もともとの由来は数秘のエネルギーなのです。コイン表を2とします。コイン裏を3とします。偶数は陰です。奇数は陽です。

2+2+2=6で偶数、陰です。
2+2+3=7で奇数、陽です。
2+3+2=7で奇数、陽です。
3+2+2=7で奇数、陽です。
2+3+3=8で偶数、陰です。
3+2+3=8で偶数、陰です。
3+3+2=8で偶数、陰です。
3+3+3=9で奇数、陽です。

精神分析で有名なユングの実践方法として知られています。洋書の解説では、これが一般と識別しています。日本語の書籍をあげるなら次です。

易経の活用、六爻の出し方:筋力反射

 もっとも簡単な筋力反射は、呼吸です。次に、柏手です。そして、重心移動です。個人的な印象です。筋力反射の期待は、道具を使わないところ。課題は、正しくできない身体状態もあるところです。

 原則は、「イエス/ノー」テストです。イエスを陽、ノーを陰とします。逆でも構いません。一回決めたら変えてはいけません。

 深呼吸してみて、呼吸の「深い/浅い」です。ダメな時は息が詰まります。繰り返すに整います。整う前の初回で判断です。

 柏手を打ってみて、音の響きが「鋭い/鈍い」です。繰り返すに整います。感覚の判断です。労宮を重ねます。

 重心移動です。前後または左右です。重心がどちらにズレるかで陰/陽を判断します。どちら側が陰か陽かを事前に決めておきます。個人的にて、男性と女性で、方向の肯定感は異なると想像しています。

 個人的には、まず呼吸を整えます。次に柏手打って場を整えます。そして、重心移動で判断します。前のめりでイエス、後ろに反ってノーと決めています。初回が初爻です。二爻、三爻、四爻、五爻、上爻と繰り返します。

易経の活用、六爻の出し方:時間

 思い立ったが吉時にて、時計を見る方法が知られています。時間を八卦に変換する方法です。

 考え方は、8の剰余です。剰余を使って0から7までの数字を出します。整数を八卦に変換する一般的な方法です。
 例えば、日付から八卦を出す。時間から八卦を出す。ページ数から八卦を出す、などです。

坤・地0
艮・山7
坎・水6
巽・風5
震・雷4
離・火3
兌・沢2
乾・天1
易経の活用、六爻の出し方:八卦と8の剰余

 数字をそのまま変換する方法の他に、十二支を数字に置き換えて、その数字で剰余を計算する方法にございます。

番号123456789101112
12支
開始23:0001:0003:0005:0007:0009:0011:0013:0015:0017:0019:0021:00
終了00:5902:5904:5906:5908:5910:5912:5914:5916:5918:5920:5922:59
易経の活用、六爻の出し方:時間帯と十二支と数字

例えば、次の書籍に記されている計算です。

  • 「生まれ年十二支の数字」「誕生月」「誕生日」合計から8の剰余を計算します。上卦です。
  • 「生まれた時間十二支の数字」「上卦の数字」合計から8の剰余を計算します。下卦です。

 例えば、1985年06月28日23時45分に生まれた計算です。
 旧暦では、 1985年05月11日です。丑年で2です。2+5+11=18です。18=8×2+2だから、剰余2にて「兌・沢」です。上卦は「沢」です。
 生まれた時間23時45分です。子の刻で1です。2+1=3だから、そのまま3にて「離・火」です。
下卦は「火」です。
 つまり、この人物の主卦は「沢火革」です。革命です。

易経の活用、六爻の出し方:イメージ・ストリーミング

 筋力反射で曲線を描きます。慣れるとイメージで描けるようになります。イメージ・ストリーミングと混じります。
 もともとは、アルマ・クリエイション社「フューチャーマッピング」のチャートを解釈するため、独自に使っていた方法です。いまでは、イメージ・ストリーミングにて六爻を出すためにも使えています。

次の段取りです。

  • Step1.黄金比に近い横長の長方形を描く。
        縦2本の直線と横1本の直線を引いて、6マスにする。
  • Step2.左手にペンを持って、呼吸を整える。
        呼吸を吐き切った状態で息を止めて、右上から左下へ曲線を描く
  • Step3.曲線上の気になる場所を選ぶ。上か下かを明確にする。
  • Step4.曲線の形状から、陰/陽を算出する。
易経の活用、六爻の出し方:イメージ・ストリーミング

陰/陽は、曲線の微分的な解釈と積分的な解釈によります。

易経の活用、六爻の出し方:イメージ・ストリーミング:微分的な解釈と積分的な解釈

 対応イメージです。水火既済は安定する状態の卦です。

易経の活用、六爻の出し方:イメージ・ストリーミング:微分的な解釈と積分的な解釈:爻の対応

 六ブロックのチャートとの位置関係は次です。

易経の活用、六爻の出し方:イメージ・ストリーミング:微分的な解釈と積分的な解釈:六ブロックの対応

 ※具体的な計算方法は別アーティクルに記します。

易経の活用、六爻の出し方:まとめ

 易経を活用するために、六爻の出し方、五つです。

  • サイコロを使う
  • コインを使う
  • 筋力反射テストを使う
  • 時間を使う
  • イメージ・ストリーミングを使う

 個人的にて、室内ではサイコロを好みます。周りを意識すべき場所では筋力反射を使います。周りを意識しないで大丈夫ならイメージ・ストリーミングを使います。

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