易経の補助的な解釈です。本卦と之卦/変卦

 ()を解釈するために本卦(ほんか)があります。本卦(ほんか)を深めるために、之卦(しか)変卦(へんか)互卦(ごか)錯卦(さつか)裏卦(りか)綜卦(そうか)賓卦(ひんか)の4つの変形です。本アーティクルは、これらの説明です。他アーティクルへの補足とする目的で記しています。

 この変化自体を、広い意味で之卦(しか)変卦(へんか)と呼ぶ場合もあります。狭い意味において之卦(しか)変卦(へんか)とは、ひとつの(こう)だけの変化した大成卦(たいせいか)です。

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易経の補助的な解釈:本卦と変卦

 易学用語の説明です。

易経の補助的な解釈:用語説明:本卦と変卦

易経の補助的な解釈:之卦/変卦

 之卦(しか)変卦(へんか)は、本卦(ほんか)の1つの(こう)だけを陰陽反転する大成卦(たいせいか)です。変ずる(こう)変爻(へんこう)といいます。6種類が現れます。今後の可能性を現します。

易経の補助的な解釈:之卦/変卦の例示:天火同人

易経の補助的な解釈:互卦

 互卦(ごか)は、本卦(ほんか)二爻(にこう)三爻(さんこう)四爻(しこう)内卦(ないか)下卦(かか)とし、三爻(さんこう)四爻(しこう)五爻(ごこう)外卦(がいか)上卦(じようか)とする大成卦(たいせいか)です。隠されている暗示を現しています。

易経の補助的な解釈:互卦の例示:天火同人→天風姤

易経の補助的な解釈:錯卦/裏卦

 錯卦(さつか)裏卦(りか)は、本卦(ほんか)のすべての(こう)を陰陽反転する大成卦(たいせいか)です。逆の状況を現します。今の状況に極まる前を現したり、今の状況で行動を怠った後を現します。

易経の補助的な解釈:錯卦/裏卦の例示:天火同人→地水師

易経の補助的な解釈:綜卦/賓卦

 綜卦(そうか)賓卦(ひんか)は、本卦(ほんか)のすべての(こう)の位置を上下逆転に配置する大成卦(たいせいか)です。本質を現しています。客観的な視点です。相手が居る場合には、その相手の気持ちや役割を現します。

易経の補助的な解釈:綜卦/賓卦の例示:天火同人→火天大有

易経の補助的な解釈:まとめ

  • 之卦(しか)変卦(へんか)は、今後の可能性を現します。
  • 互卦(ごか)は、隠されている暗示を現しています。
  • 錯卦(さつか)裏卦(りか)は、逆の状況を現します。
  • 綜卦(そうか)賓卦(ひんか)は、本質を現しています。

 すべてのパターンは、別途ダウンロード資料に含めています。俯瞰(ふかん)すると新たな発見があるかも知れないお楽しみです。

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