易経はエネルギー分類の書です。

 易経は論理的に意味不明な書の識別です。それにも関わらず、読者層は国家元首からホームレスまで幅広いイメージでもあります。
 このアーティクルは、既に易経をご存じの皆様へ向けて、ネット検索では出てこない情報を含めています。

 個人的にて、易経はエネルギー分類の書です。18+18=36の種類です。図形に注目しています。

※易経の PDF資料ダウンロードはダウンロードページを参照してください。
※易経に関する参考文献は参照資料ページに一覧しています。

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易経はエネルギー分類の書:図形

 易の図形は横棒六本です。横棒の種類は陰/陽二つです。二種類の六本で、2の6乗です。2×2×2×2×2×2=64です。 つまり易経には六十四種類の名称と図形があります。1つ1つを「()」と呼称します。六十四(ろくじゆうし)()です。名称を「卦名(かめい)」、図形を「卦象(かしよう)」と呼称します。流派により「卦形(かけい)」「卦符(かふ)」「卦画(かかく)」です。

 横棒の1つ1つを「(こう)」と呼称します。実線が陽です。破線が陰です。卦象(かしよう)に注目しています。「(けん)為天(いてん)」「(こん)為地(いち)」「地天(ちてん)(たい)」「天地否(てんちひ)」「水火(すいか)既済(きせい)」「火水未済(かすいびせい)」の例示です。(じよ)()とは周易における()の順番です。(こう)の呼び方は、初爻・二爻・三爻・四爻・五爻・上爻です。(きゆう)は陽を表します。(りく)は陰を表します。

易経はエネルギー分類の書:卦名と卦象の例示:「乾為天」「坤為地」「地天泰」「天地否」

易経はエネルギー分類の書:経典

 経典としての易経です。道教の経典です。儒教の経典です。解釈は大きく異なります。道教は(こん)為地(いち)テーマです。儒教は(けん)為天(いてん)テーマです。

 占術としての周易です。周時代の事情にてストーリが記されています。歴史改竄(かいざん)もありそうです。意味不明なのは当然です。

 現在において易経が頼りになるのは占例という伝聞です。当たるも八卦は天の理、当たらぬも八卦は地の利、という方便です。なおに判り難いのです。 各位の体験に基づくに限ります。個人的にて易経は、エネルギーの分類として参考とするのが第一優先です。

易経はエネルギー分類の書:三易の書籍紹介

 沢山の参考文献にございます。易活用の種類は三つとするのが通論です。「周易」「断易」「梅花心易」です。興味があるのでしたら、それぞれ読まれた方が宜しいのです。

◆周易
 易経とは周易の本文です。易占として、中華圏では失われていたと聞きます。日本に保存されていた周易が近代に逆輸入された説明です。中華圏に残っていたのは陰陽五行易です。台湾の周易占いは、日本人向けに新規につくられたとも聞いています。

 おススメなテキストは次です。ただし、記述にムラのある個人的な感想です。

日本で活用される由来として、次は面白いです。

◆断易
 断易ならば、手頃な書籍がございます。陰陽五行易とも言われます。中華圏に残り、広がる易占です。易経の文言は使いません。陰陽五行で解釈します。

◆梅花心易
 こちらも手頃な解説書が出ています。梅花神易とも記されます。神道由来の神易とは別物です。

次も梅花易の分類で捉えています。

易経はエネルギー分類の書:失われた「連山」と「帰蔵」

 既存の書籍を拝見するに、有力とされる考察は、どの八卦に注目するかの分類です。 周易は「乾」をテーマとする八卦が起源とされています。このことから、「連山」は「艮」テーマ、「帰蔵」は「坤」テーマとする考察です。

 八卦の順番は次項目の段取りで決められている考察です。

  1. 首卦を決める。最初の卦が決まる。
  2. 首卦の上爻において陰陽を反転する。2つ目の卦が決まる。
  3. 卦2つの中爻において陰陽を反転する。3つ目と4つ目の卦が決まる。
  4. 卦4つの下爻において陰陽を反転する。残り4つの卦が決まる。

 例えば、首卦を「乾」とする場合は、次のように決まっていきます。

易経はエネルギー分類の書:首卦が「乾」の八卦

同じように首卦を「地」とします。

易経はエネルギー分類の書:首卦が「坤」の八卦

 これを「帰蔵」とする考察です。「坤艮坎巽震離兌乾」の順番です。個人的にてエネルギーが循環しない感覚です。

同じように首卦を「山」とします。

易経はエネルギー分類の書:首卦が「艮」の八卦

 これを「連山」とする考察です。「艮坤巽坎離震乾兌」の順番です。個人的にてエネルギーが循環しない感覚です。

 同じ段取りにて、「震」「巽」「坎」「離」「兌」を首卦とする八卦もございます。いずれも個人的な感覚にてエネルギーが循環しないのです。

易経はエネルギー分類の書:私説「連山」は八卦の組み合わせ

 失われたとされる易の1つ、()の時代「連山(れんざん)」です。個人的にて、八卦が六十四(ろくじゆうし)()になった想像です。先天図(せんてんず)・八卦と後天図(こうてんず)・八卦で「山」が「連なる」のです。

易経はエネルギー分類の書:私説「連山」は八卦の組み合わせ

 つまり、連山(れんざん)易とは六十四(ろくじゆうし)卦です。それまでは先天の世界、八卦です。ポールシフトにて後天の世界となったメージングです。天と地のエネルギー循環が異なるので連ねて用いる想像です。

易経はエネルギー分類の書:私説「帰蔵」は帰魂の蔵

 失われた易の1つ、(いん)の時代「帰蔵(きぞう)」です。「蔵」へ「帰る」のです。

易経はエネルギー分類の書:私説「帰蔵」は帰魂の蔵

 断易における「帰魂卦(きこんか)」の並びに「(おさ)める」な想像です。帰蔵(きぞう)易は、陰陽五行易の一部として残っている解釈です。

 人を中心に64の門とするイメージングです。八方向に八重の門となるゲートです。ゲートの開閉にて二値です。2の64乗です。
 18,446,744,073,709,551,616です。約一八四五京です。この数値を易学におけるヒトの取り得るパターンとみなします。

 身体の周囲にエネルギー・ゲートが張り巡らされています。刻々と開閉している感覚です。

易経はエネルギー分類の書:周易に出現する龍

 周易の並びから龍の姿を導き現します。陽を+1、陰を-1として、周易の序卦(じよか)となる順番で384(こう)を累積加算するのです。その折れ線グラフです。

易経はエネルギー分類の書:周易に出現する龍

 このグラフ、向かって右側が頭です。最初に6あがり、6さがります。乾為天(けんいてん)から坤為地(こんいち)だからです。最後はゼロです。陰陽の(こう)の数が同じだからです。

 龍は渦巻くエネルギー体です。1つ1つの卦が渦巻いて龍を形作るイメージングです。

易経はエネルギー分類の書:周易に出現する鳳凰

 周易の並びから鳳凰の姿を導き出します。鳳または凰は、西洋では天使として伝わっています。雄をホウ・鳳、雌をオウ・凰と呼びます。

 周易序卦(じよか)の順番にて、陰陽逆転している()のペアをピックアップします。お互いに錯卦(さつか)裏卦(りか)となる隣接するペアです。八つのペアです。十六の()です。

※錯卦/裏卦については、別アーティクルに記します。

易経はエネルギー分類の書:陰陽逆転している卦のペア

 この十六()を周易マトリックスへ割り当てます。これを鳳凰(ほうおう)とみます。フェニックスの羽ばたきです。そういうエネルギー体です。

易経はエネルギー分類の書:日本書籍の周易マトリックス:鳳凰

 同じく英語資料における周易マトリックスへ割り当てます。「(けん)(しん)(かん)(ごん)(こん)(そん)()()」の対応です。これを昇龍とみます。

易経はエネルギー分類の書:英語書籍の周易マトリックス:昇龍

易経はエネルギー分類の書:36種類のエネルギー

 図形に注目します。図形の種類は36です。上下逆さまで同じ形となるを1つと数えるからです。上巻に18種類、下巻に18種類です。18+18=36です。

6×6の36種類で表現できます。(こう)は下から読みます。次の図表にて、番号と文字列の逆さまは図形が逆さま位置な意図です。

易経はエネルギー分類の書:周易の36種類の図形

 64卦に1つ1つ説明が付いています。卦辞です。384爻にもそれぞれ説明が付いています。爻辞です。ストーリー性はエネルギーの推移です。類似性はエネルギーの性質傾向です。

易経はエネルギー分類の書:まとめ

 易経をエネルギー分類の書と解釈します。図形の種類がエネルギーの種類です。36種類です。

 64卦の集合もまたエネルギーを現わします。周易は乾為天のエネルギーを現わします。地龍と天龍です。
 連山易は、天の八卦エネルギーと地の八卦エネルギーを掛け合わせを現します。帰蔵易は「帰魂卦(きこんか)」のエネジー・ボルテックスを現します。そういう個人的な解釈です。

 このアーティクルは、次資料からの抜粋・引用を含んでいます。

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