五蘊との対応です。五蘊の1つ1つに対応する「プラジュニャー・パーラミター」の解釈です。
「プラジュニャー・パーラミター」は「般若波羅密多」音写元の片仮名表記です。
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※橘香道先生に関連する著作については参照資料ページに記述しています。
般若心経に五つの般若波羅密多:場所の確認
般若心経の五つの般若波羅密多:「色」を「空」にするマントラ
1回目は「色」を空にする「プラジュニャー・パーラミター」です。
この段階では1つの物理世界だから「色」に居ます。だから「行」をします。
深い行にて「プラジュニャー・パーラミター」した時に、「五蘊はみな空だと照らし見る」のです。物質をエネルギー状態に観る状態です。
般若心経の五つの般若波羅密多:「受」を「空」にするマントラ
2回目は「受」を空にする「プラジュニャー・パーラミター」です。
2つの罣礙がないゆえに恐怖なしの「受」に居ます。
「プラジュニャー・パーラミター」した故に、2つの肩甲骨に挟まれる「心」に罣礙なく、故に恐怖がなくなるのです。そして、恐怖なしに「受ける」状態です。
般若心経の五つの般若波羅密多:「想」を「空」にするマントラ
3回目は「想」を空にする「プラジュニャー・パーラミター」です。
次なる3段階「阿耨多羅三藐三菩提」を知ることで「想」に居ます。
「プラジュニャー・パーラミター」故に得るのが「得阿耨多羅三藐三菩提」です。次なる段階への「想」をエネルギー状態へ変換します。
般若心経の五つの般若波羅密多:「行」を「空」にするマントラ
4回目は「行」を空にする「プラジュニャー・パーラミター」です。
咒が4つ続き、4方位の意で「行」に居ます。
「得阿耨多羅三藐三菩提」故に知ると続き、「プラジュニャー・パーラミター」です。
「アヌッタラー・サムヤックサンボーディ」を「想」しながら「プラジュニャー・パーラミター」と唱えます。続けて、四つの咒を使うのです。「大神咒」「大明咒」「無上咒」「無等等咒」です。これは「行」そのものでもあります。「行」をエネルギー状態となる「空」とする「行」です。
般若心経の五つの般若波羅密多:「識」を「空」にするマントラ
5回目は「識」を空にする「プラジュニャー・パーラミター」です。5つのマントラが続き、羊と曷の四方舞となる「識」に居ます。
ここまで読んで、「般若波羅密多」は咒であると気付く流れです。最短でも2週目以降です。繰り返すと、「五つ」記されていることにも気付きます。さらに繰り返して、五蘊と呼応していることに気付きます。
最後の咒です。「羯帝」「羯帝」「波羅羯帝」「波羅僧羯帝」「菩提娑婆呵」です。「識」を「空」とするのに「プラジュニャー・パーラミター」にて場を浄化します。おしまいに「ボディー・スヴァハー」にて「めでたし」として場をおさめます。
念のため、末尾の「般若心経」は再帰宣言です。繰り返し読むように記されています。
般若心経の五つの般若波羅密多:六つある咒の1つ
漢字「咒」は六つ記されています。だから、咒は六つあるとの想像です。咒はマントラです。真言です。
現在のところ、次の解釈です。
「プラジュニャー・パーラミター」は咒の名前であり真言です。六つ目は「アヌッタラー・サムヤックサンボーディ」という真言です。メンタル・ボディが生成されてから使います。
般若心経の五つの般若波羅密多:まとめ
般若心経に記される五つの「般若波羅密多」は、五蘊と対応する解釈です。「五蘊皆空」と「照らし見た」後に、五蘊をひとつひとつ「空」へ変換していく仕組みです。そのために、「咒」を使います。咒とは、マントラ・真言、言霊の類です。
漢字「咒」と漢字「呪」の区別などは、次の資料に記しています。口のバランスが崩れて「呪」となる解釈です。二つの口、どちらが強まり、どちらが弱まるかで、「呪い」か「呪い」に分かれます。
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