般若心経のマントラ・真言

般若心経の玄奘漢訳では、咒という文字が6つ出てきます。このため、マントラ・真言は6つ書かれていると想像しています。例えば「故説 般若波羅密多 咒 即説咒曰」の部分などは、という漢字の文字数を調整しているように観えてしまいます。

  摩訶般若波羅密多心経   観自在菩薩行深般若波羅密多時 照見五蘊皆空度一切苦厄舎利子 色不異空空不異色色即是空空即 是色受想行識亦復如是舎利子是 諸法空相不生不滅不垢不浄不増 不減是故空中無色無受想行識無 眼耳鼻舌身意無色声香味触法無 眼界乃至無意識界無無明亦無無 明尽乃至無老死亦無老死尽無苦 集滅道無智亦無得以無所得故菩 提薩垂依般若波羅密多故心無罣 礙無罣礙故無有恐怖遠離一切顚 倒夢想究竟涅槃三世諸仏依般若 波羅密多故得阿耨多羅三藐三菩 提故知般若波羅密多是大神是 大明是無上是無等等能除 一切苦真実不虚故説般若波羅密 多即説曰羯啼羯啼波羅羯啼 波羅僧羯啼菩提娑婆河般若心経
スポンサーリンク

般若心経のマントラ・真言:3フレーズ

般若心経のマントラ・真言は3フレーズあります。音訳しているからマントラ・真言とする理屈です。音をそのまま表現している部分がマントラ・真言となる法則です。

つまり、一般的な解釈では次の3つになるでしょう。

  • プラジュニャー・パーラミーター
  • アノクタラサンミャクサンボーダイ
  • ガーテー・ガーテー・パーラーガーテー・パラサンガーテー・ボーディスバター

プラジュニャー・パーラミーターは5回の出現です。

般若心経のマントラ・真言:5回は五蘊

プラジュニャー・パーラミーターは、空になるマントラ・真言です。5回出てくるのは、五蘊を1つ1つ空にするために使うマントラ・真言だからです。順番に、色・受・想・行・識を空にしていきます。

アノクタラサンミャクサンボーダイは、使わないマントラ・真言です。発音すると未単位エネルギーの整合が感じられます。これは般若心経の領域を超えている感覚です。つまり、ここは空の教えではありません。

ガーテー・ガーテー・パーラーガーテー・パラサンガーテー・ボーディスバターは、正確にはガーテー・ガーテー・パーラーガーテー・パラサンガーテーです。ボーディスバターは文を整えています。「めでたし・めでたし」の意味ですから。

般若心経のマントラ・真言:空海さまの般若心経秘鍵で浮かび上がる

空海さまの般若心経秘鍵を読んでいると、4つの咒が菩薩さまに対応している可能性に気づきます。そして、菩薩さま毎にマントラ・真言が存在します。そこに対応できます。

般若心経のマントラ・真言:6つの咒

空海さまの般若心経秘鍵を採用します。つまり、6つの咒は次になります。

般若波羅密多咒に詰め込み過ぎですか?

般若心経のマントラ・真言:シュメール語の解釈

マントラ・真言に関しては、サンスクリット語もまた、他の言語からの音訳だと解釈しています。

シュメール語として調査したところ、次の表にたどり着いています。ボーディスバターを除いています。「めでたし・めでたし」ですから。

gatega ti吾は生命を与える
gatega ti吾は生命を与える
pāragatebara ga ti吾は生命を与えまい
pārasaṃgatebara si ga tiえまいから、吾は生命を与える
般若心経のマントラ・真言:シュメール語の解釈

「ga」は願望・意志。
「ti」は「生命を与える」意味。「肋骨」の訳が世界中に拡がっている。役割で言葉が異なることに由来。
「bara」は否定の推量。
「si」は奪格。

吾としたのは、五つの口です。吾と我の異なりです。意図が通じますか?

般若心経のマントラ・真言:イメージの解釈

イメージにて、英単語に置き換えても意味の通る感覚です。

ゲート、ゲート、パラ(レル)・ゲート、パラ(レル)・サマ(リー)・ゲート

複数の経絡に光を束ねて通せ。そういうイメージです。

般若心経のマントラ・真言:咒という漢字の由来

咒という漢字です。口が2つあることに注目します。

これは内言と外言を重ねる行為とみます。呪いと書く場合、内言を重くするのか、外言を重くするのかです。「のろい」と「まじない」の異なりです。

文字を見た時に、どういうイメージを持つかが重要なのです。漢字は図形ですから。

般若心経のマントラ・真言:まとめ

般若心経のマントラ・真言の説明でした。漢字数とマントラ・真言の数との対応でした。数え方は複数あります。その中の1つです。詳しくは次に記しています。

未単位エネルギーのニックス・ヌース・コンセプション
もしも般若心経が漢字パズルだったら?

コメント

タイトルとURLをコピーしました