般若心経は五の多重構造で構成されています。そういう個人的解釈です。
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※橘香道先生に関連する著作については参照資料ページに記述しています。
般若心経の多重構造:五蘊
五蘊は、次の五つです。
- シキ・色は、物質を表現します。物質に色彩が映るからです。
- ジュ・受は、感覚器官で情報を受信する作用です。
- ソウ・想は、受け取った情報を想像する作用です。
- ギョウ・行は、行動(こうどう)する作用です。行動を伴わない意志も含みます。
- シキ・識は、認識する作用です。識別する思考や判断も含みます。
ウン・蘊とは、モズク・海蘊のように形の定まらない状態です。五蘊の辿り着く姿が未単位エネルギーと読み取ります。さらに、未単位エネルギーの種類が五つだとも想像します。
般若心経の構造は、この五蘊に対応していると解釈しています。
般若心経の多重構造:五つの智慧
空海様による般若心経秘鍵の表現を参考に、5つの智慧です。あくまで個人的な解釈です。
般若心経の多重構造:五つの仏学概念
例えば、仏学概念も五つ出てきます。これら五つも五蘊に呼応している個人的解釈です。
般若心経においては「無」と記されています。「無」を識別します。仏学概念を深める推奨はありません。
般若心経の多重構造:五つの般若波羅密多
五蘊をすべて空にするマントラを「般若波羅密多」とする解釈です。詳しくは別アーティクルに記しています。
五つの「般若波羅密多」を使い、五蘊および対応する仏学概念を「無」として、空エネルギーへ変換するイメージです。
般若心経の多重構造:五つの密
漢字「密」が5回でてきます。これは般若波羅密多が5回でてくるからです。しかし「密」以外の漢字は5回ではありません。「般」6回、「若」6回、「波」7回、「羅」8回、「多」6回です。
5つ記されている漢字は「密」だけなのです。
この密を 5種類のエネルギーと「親密になる」と読み取ります。それが五蘊に象徴されるエネルギー体です。五大を重ねて連想しています。
念のため、「密」です。「蜜」とは記しません。「蜜」では悪霊を呼び寄せると記されている文献があるからです。仏学における読経は修行です。悪霊を呼び寄せて浄化するためなのかも知れません。浄化の技を修練する目的でないのなら、「密」です。
般若心経の多重構造:まとめ
般若心経は五の多重構造です。それら構造の中から、5つのトピックを取り上げています。
これ以外に、五の構造、発見してみませんか?
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