当サイトでは橘香道先生の縦14字x本文19行:266文字:表題10字上下に2マス空白の形式を選択しています。一番の特徴は「蜜」ではなく「密」であること。
利用にあたって漢字を14文字、置き換えています。「無」や「咒」の漢字表現も大切です。この辺りについて記すのが本アーティクルです。
漢字とは象です。絵です。イメージです。般若心経は暗唱せず、必ず書物を観ながら音読するのがおススメです。なぜなら、漢字のイメージングが大切だから。各位にて、納得する漢字表現を見つけて活用することをおススメしています。
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※橘香道先生に関連する著作については参照資料ページに記述しています。
般若心経の漢字表現:橘香道先生の漢字表現
橘香道先生の漢字表現は次図です。一番の特徴は「蜜」ではなく「密」であること。また当サイトでは黄色マーカー部分の漢字を独自に選択しています。觀、聲、觸、盡、佛、眞、實、諦、薩、訶の10種・14文字を置き換えています。
※ダウンロード資料は、写経用のみオリジナル形式です。
次図が当サイトで選択した漢字表現です。觀、聲、觸、盡、佛、眞、實の7種・8文字は、単に旧字を常用漢字に置き換えたものです。 諦、薩、訶の3種・6文字について個別に説明します。あわせて「密」「無」「咒」についても本アーティクルで説明します。
般若心経の漢字表現:密と蜜
まずは橘香道先生の書籍から引用します。
ミツの字を「蜜」と書いていますが、これは死霊が死霊を呼びます。ミツは「密」でなければいけません。
16頁, 橘香道, 写経の不思議―般若心経,翼書院 , 1984
当サイトの個人的な見解にて、ここに仏門用の般若心経と一般人向けの般若心経の異なりを見い出します。修行なら「蜜」だと想像するからです。負の未単位エネルギーを呼び寄せて浄化する修行。ただ、一般人が弱っているときにマイナスの未単位エネルギーを呼び寄せては、さらに弱ってしまいます。だから「密」を使います。良質の未単位エネルギーを密集させて安定させた状態、それを「空」と理解しています。あくまで個人的な見解にて、一般人が「空」を目指すなら「密」です。
そういえば、橘香道先生の名前を出した商品でありながら「蜜」と刻印している場合があります。購入する気満々で商品写真を見て驚きましたよ。
おそらく、有識者の皆様が漢字を揃えてくれています。有難迷惑的な個人的感想。例えば白隠禅師が著作「遠羅天釜・おらでがま」に残した「軟酥の法」にて「般若波羅蜜」が登場します。巻の中二一丁です。原文を確認すると「般若波羅密ヲ以テ調練シ」とあります。有識者は、この「密」を誤字または当て字とみなして解説しています。白隠禅師の修行法は身体を黄金色に輝かせるイメージです。現在の概念に例えるならスーパーサイヤ人になる修行みたいなイメージ。その白隠禅師が誤字するわけがない、と前提します。意図をもって漢字を選んでいると想像します。調練に般若波羅密を使うのならば、それは「密」で間違いないでしょう。原文は次の書籍にて確認しました。
般若心経の漢字表現:無と无
念のため、無を无と略字で記す場合があります。易経では「无」ばかりですね。般若心経では略しません。意味・用法ではなく未単位エネルギーだからです。しかし、古書には略した書物があるようです。
無はその画数から十二支を比喩しています。南無は十干十二支。経典の漢訳を読み解く場合、この知識は大切です。鳩摩羅什に代表される三蔵法師たちは、十干十二支に分類される未単位エネルギーの体験を経て漢訳していると想像しています。
般若心経の漢字表現:咒と呪
こちらは必ず「咒」を使うのがおススメです。口が2つ、内言と外言の双方を発して使うのが「咒」だから。この口のバランスが崩れると不都合な未単位エネルギーが飛びます。その口2つ、バランス崩れが「呪」のイメージです。
例えば、表面で愛そう良く話していて、裏面で妬ましく悪態ついているような2つの口のバランス崩れ。また逆に、表面では冷たく振る舞い、裏面では執拗に恋焦がれるようなバランス崩れ。これらがノロイでありマジナイになると想像します。
仏門にて修行の一環として呪を使うのならば、止めはしません。蜜と同じく、その崇高な挑戦を尊重いたします。
般若心経の漢字表現:ギャーテー/ガーテー
漢字表現としては「掲諦」「羯帝」などが使われます。橘香道先生は「羯諦」です。音写だからどの漢字でも音が判れば良いという解説もあります。確かに音が重要でしょう。ここは個人的な解釈にてシュメール語ですから。ただし、漢訳するにあたっては、象として意図を持って漢字を選択していると強く想像します。
まずギャー/ガーの部分。偈、楬なども候補にあります。ここは羊に意味を見い出します。だから当サイトでは「羯」を選択します。
次にテーです。「諦」には仏学的な意味があります。真理や悟りを意味するようです。しかし、現在日本人にとっては「あきらめる」という意味が感化的に内包されてしまいます。「帝」はミカドです。「掲帝」とするとミカドを掲げる「皇帝陛下万歳」的なイメージが湧いてきます。歴史を生き残るにはこの漢字が適していそうです。
人によりイメージが内包されないように、当サイトでは常用外漢字「啼」を選びました。
こういう経緯にて、当サイトでは「羯啼」を選択しています。この並びがあれば、当サイトからのコピペでもあるでしょう。有識者の皆様からは誤字・浅はか不勉強的な扱いを受けるかも知れません。
なお、ガーテーをシュメール語と仮説する場合、ga tiです。tiはシュメール語で生命を与える意味。gaは願望・意志です。別途アーティクルに記します。※記したらリンクつける作法。
般若心経の漢字表現:ソワカ/スヴァーハー
漢字表現としては「僧莎訶」「薩婆訶」「娑婆訶」「娑婆賀」「莎婆呵」「蘇婆訶」など。橘香道先生は「薩婆訶」です。この「薩婆訶」は密教として意味を持ちます。マントラ・真言の後に付けるイメージ。「めでたしめでたし」の意味で解釈しています。ちなみに、前には「オーン」と付けるイメージ。こちらは空間浄化。
当サイトの漢字選択、この部分はお遊びです。まず「菩提薩垂」の「薩」と区別するために「薩婆訶」の「薩」を他の漢字に置き換えたい。漢字の出現回数をカウントする過程の思考です。漢字出現ランキングは別途アーティクルに記します。
ソに置き換える候補は、僧、娑、沙、莎、縛などです。婆に似ているので「娑」に置き換えました。カの候補は、訶、呵、可などです。口が良いかなと考えた期間を経て。「娑婆」と並べて観ると水と女の未単位エネルギーを感じます。それならと、サンズイで揃えて「娑婆河」としたのです。
こちらの並びも、他で発見するなら当サイトからのコピペでしょう。有識者の皆様からは誤字・浅はか不勉強的な扱いを受けるかも知れません。
般若心経の漢字表現:まとめ
当サイトでは橘香道先生の縦14字x本文19行:266文字:表題10字上下に2マス空白の形式を選択した上で、漢字を14文字ほど置き換えて利用しています。これら14文字に加えて、密、無、咒について本アーティクルに私見を記しました。
- 觀、聲、觸、盡、佛、眞、實の7種・8文字は、単に旧字を常用漢字に置き換えたもの。
- 密を使う。蜜を使わない。蜜はマイナスの未単位エネルギーを呼び寄せるから。
- 無を使う。无を当てない。無は12画数で十二支の未単位エネルギーを表しているから。
- 咒を使う。呪を使わない。2つの口をバランスよく使うから。
- ギャーテー/ガーテー、当サイトでは羯啼の表記とする。羊を含み、現在イメージを除きたかったから。
- ソワカ/スヴァーハー、当サイトでは娑婆河の表記とする。サンズイに揃えてみたかったから。
推奨は、各位にて納得する漢字表現を見つけて活用することです。なお、 ダウンロード資料は、写経用のみオリジナル形式です。画数的な選択となります。
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